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安井久晃医師(左)から色紙を受け取った寺西清春さんと妻の久美子さん=神戸市立医療センター中央市民病院
安井久晃医師(左)から色紙を受け取った寺西清春さんと妻の久美子さん=神戸市立医療センター中央市民病院

 胃がんから薬物療法で劇的に回復した男性患者の治療の節目を祝い、神戸・ポートアイランドの神戸市立医療センター中央市民病院の医師らがセレモニーを開いた。寺西清春さん(90)=同市灘区=は他の臓器への転移がある状態からがんが消失。セレモニーはおよそ7年間で通算130回目の投薬に合わせて企画され、治療を支える医師らが「これからも元気に過ごせるようサポートします」と書かれた色紙を贈った。(小尾絵生)

 胃がんは一般的に「再発すれば余命1年程度」とも言われ、回復の道のりが険しい病だ。寺西さんは2014年に胃がんのため胃の一部を切除する手術を受けたが、半年後に肝臓への転移が見つかって再発。薬を変えながら治療を続けるも、がんは大きくなる一方だった。

 16年、最後の望みを託して、治療薬「オプジーボ」の治験に参加した。すると1年半後、がんが消失。その後も2、3週間に1回のペースで同病院に通いながら投薬を続けてきた。

 セレモニーは、主治医である腫瘍内科部長の安井久晃医師(50)が発案した。1人の患者のためにこうした祝いの場を設けるのは珍しく、看護師らと手作りで準備を進めたという。

 7日、130回目の投薬を終えた清春さんが妻の久美子さんとともに会場に姿を見せると、安井医師や看護師らが拍手で迎えた。

 清春さんは驚いた様子で、「治験は挑戦だったが、3カ月で効果が表れた時は妻とステップを踏んで帰った」とあいさつ。「先生方の協力でここまで来られて本当に幸せ」と喜んだ。

 安井医師は「治験の段階から投薬を始め、高齢ながら現在まで元気に過ごされている珍しい例」と説明。「がんの治療をしている患者さんの希望の星になる」とたたえ、医療チームのスタッフが寄せ書きした色紙を清春さんに渡した。

【オプジーボ】2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑・京都大特別教授の研究を基に開発されたがん治療薬。がん細胞を直接攻撃する従来の抗がん剤とは異なり、免疫細胞ががん細胞を攻撃できる環境をつくるよう作用する。

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